ねんざや肉離れ、打撲や骨折など、痛めてしまったときは、まずあわてずに応急処置をしましょう。応急処置の基本はRICES(ライス)です。RICES(ライス)をするかどうかで、痛みの期間もちがってきます。
Rest(安静にする)
…スポーツの最中にケガをしたり、何か違和感を覚えたら、とにかくまずは休むこと。がまんしてそのまま続けると、悪化する可能性があります。
Ice(冷やす)
…スポーツ中のけがの多くは、内出血と腫れをともないます。これを最小限に抑えるため、その部分を氷などを使って冷やします(湿布よりも氷水や氷の方が適しています)。15〜20分ほど行いましょう。
Compression(圧迫する)
…内出血と腫れを抑えるため、包帯やテープなどを巻いて、けがをしたところを圧迫します。
Elevation(挙上する)
…けがをした部分が、心臓より上にくるような姿勢にします。重力によって静脈の流れがよくなり、腫れが抑えられるからです。足ならば、仰向けに寝て足の下に服や毛布などを置いて足が心臓より上にくるようにします。
とくにiceは大切です。急性期(けがをしたあと48〜72時間)にはできるだけ多く行ってください。
Stabilization(固定)
圧迫と固定は同時に行い、痛めた筋肉や関節などを動かさない様に固定する事で悪化を防ぎます。